伝統行事・祭り

虫おくり

記事作成日:2018年4月9日

虫送り

稲の害虫を追い払い五穀豊穣を祈る、素朴な農村の田祭りです

竜王町では、稲の害虫を追い払い五穀豊穣をお祈りする「虫送り」を行ってきました。
かつては各集落で見られた農村行事でしたが今は限られた集落が伝統を伝えています。
山之上(東出・西出・新村・西山)、田中、橋本、山中、岡屋、小口、薬師、七里、西川、西横関の集落で、7月上旬から下旬にかけて行われます。
夕方頃、タネギ(枯れた菜種殻)などでつくった松明をもった村人が集まります。
松明に氏神のご神灯の火で点火すると、賑やかに鉦や太鼓を打ち鳴らしながら、火の付いた松明を持って夕暮れの田の道を進みます。
緑一面の田んぼの中を、松明の火をチロチロ見せ、煙を煙幕のようにはりながら、夕映えの中を鉦や太鼓の音とともに囃しながら進む様子は、素朴でなつかしい農村風景です。
川の上(かみ)の集落から川下(しも)の集落へ虫送りの火を送る習慣が残っているのが、7月16日に行われる(山中は15日)山中―岡屋―小口―薬師―七里の集落です。最初の集落の虫送りの火が村境に来るのを見届けてから、順番に集落から集落へ松明の火を灯しリレーしながら進みます。最後の七里の松明の火が消える頃には、夏の夜空が広がります。
西川―西横関の集落は毎年土用入りから数えて3日目(土用三郎の日)7月22日あたり(閏年は一日ずれる)に西川の吉水神社からスタートし大同川沿いの田んぼ道を西川の外れまで火を持って行って燃やします。燃やし終わり西横関のかかりに行くと三役さんがご挨拶に来て虫送りが終わります。(昔はそこから西川と西横関と一緒に日野川まで火を運び川に流していました。)
一時期途絶えた虫送りを復活させたのが、橋本の集落です。「子どもたちに伝統を残していきたい」という思いから、子ども中心の祭りとして行っています。まず虫送りの前に大人が子ども達に教えて松明を作ります。当日はお宮さんでお神楽を奉納された後に、子ども達が自分の手で作った松明を持って田の畦道を進みます。地元の方々の願いがこめられた、五穀豊穣を願う「虫送り」行事です。

山之上、田中、橋本、山中、岡屋、小口、薬師、七里、西川、西横関の地域に残る虫送り。おくろーおくろーと言いながら夕暮れの田の道を廻ります

虫送り

虫送り

虫送り

虫送り

虫送り

虫送り

虫送り

虫送り

虫送り

写真は西川の虫送りです

虫送りスケジュール

山之上・田中 7月の第一日曜
17時頃~ 山之上(東出・西出・新村・西山)→田中
橋本 7月の第一土曜日
17時頃~
山中

7月15日
19時頃~

岡屋・小口・薬師・七里 7月16日
岡屋17時頃→小口18時頃→薬師18時30分頃→七里19時頃
西川・西横関 7月22日頃(土用入りから数えて3日目)(土用三郎と呼ぶ)
18時頃~ 西川→西横関